嗜む。

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情緒のある好きな日本語のひとつです。『芸事やお茶を嗜む』といった使い方をします。自身の趣味のひとつはエスプレッソです。これは、日本の茶道のようにお茶を嗜む。と、同じようにエスプレッソを嗜む。と言ってもいい。もちろん、茶道のように流儀とは違うにせよエスプレッソの嗜み方は奥が深いのですが。

 

みなさんは、エスプレッソにどんなイメージを持っていますか?苦い、濃い、量が少ない…など色々と聞こえてきそうですが。
それは、単にエスプレッソの嗜み方を知らないだけです。日本人の多くはエスプレッソに砂糖を入れることを知らない。ここで、少し乱暴にザクッと嗜み方を紹介しておきましょう。

 

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その前に、エスプレッソを簡単に説明します。ドリップ式のコーヒーとは違い、専用のマシンで抽出します。タンピングして綺麗に表面ならし、平らに詰めた豆に9気圧の圧力で一気に蒸気を豆に通して抽出するのがエスプレッソです。豆は極細挽きで焙煎は深煎りを使います。豆の定義は数種類の豆をブレンドしてエスプレッソ用にするのが一般的ですが、最近はシングルオリジンのエスプレッソを出すお店もあります…

 

お店では、だいたいソロ(シングル)、ドッピオ(ダブル)の2種類が一般的で、それは単にエスプレッソの量を指します。
ソロは、7~9gの豆で25~30ccを抽出したもの、ドッピオは18~20gの豆で45~55ccを抽出したものになります。

 

では、嗜み方を…

 

①デミタスカップに入ったエスプレッソにスプーン山盛りの砂糖を静かに落とす。美味しいエスプレッソはクレマ(泡)にしっかりと厚みがあるので砂糖を落としても直ぐには沈まないのが理想

 

②入れた砂糖が完全に溶けないように数回スプーンで混ぜる。この時クレマ(泡)がなくならないように優しく

 

③ちびちび飲むのではなく、だいたい3~5口でサッと飲む

 

④最後は溶けきれなかった砂糖とカップの内側に残っているクレマをかき集めてスプーンでそれを食べる

 

これが一般的なイタリア流のエスプレッソの嗜み方、愉しみ方です。ちなみに、完ぺきなエスプレッソはクレマ、ボディ、アロマと3層に分かれているのが理想です。

 

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